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患者さんへのメッセージ
「なんでも気軽に相談できるホームドクター」をめざしています。
私は内科疾患の中でも、特に糖尿病の診療に長く携わってきました。糖尿病では、慢性的な高血糖や糖尿病に特有の「合併症」、進行しやすいとされる動脈硬化症があっても、初期には自覚症状がないことがほとんどです。したがって、定期的な検診などで、ご自身の状態に変化がないか、気を付けていくことが大切になります。
「糖尿病になったらおいしい物は食べられなくなる。」と心配されている方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません。意外に思われるかもしれませんが、糖尿病で食べていけないものはないのです。当院では、食生活で見直すべき点を患者さんとともに考えることから始めます。また管理栄養士による食事指導も行っています。食べ方のコツを身につけて食事を楽しんでいただければ、と思います。
このホームページでも便宜上「生活習慣病」という名称を使っていますが、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などのいわゆる「生活習慣病」は生活習慣の乱れだけが原因ではなく、遺伝的な素因(いわば体質のようなもの)によっても起こることも明らかになってきています。そのため、ご自身の努力だけでは思うように改善しないことがあるのも事実です。食事や運動などに気をつけても改善しない場合には、お薬を使います。
最近では医療の進歩によりお薬の種類も増え、患者さんの状態に合わせて選択できる幅が広がってきました。一人ひとりに合った治療法を考えながら、患者さんが元気に、happyに生活できるよう、できる限りサポートしていきたいと思っています。